※注:本記事はネタバレ含みます。
今回は、漫画鬼滅の刃の第131話に描かれた伏線「カナエを殺した その鬼の殺し方」についてまとめていきたいと思います。
Contents
はじまりは
鬼との総力戦を見据えて、柱稽古が本格的に進み始め、各柱が鬼殺隊隊員に稽古をつける中、蟲柱の胡蝶しのぶはカナヲに「私の姉 カナエを殺した その鬼の殺し方について 話しておきましょう」というところから始まります。
ここでは、これ以上の描写はなく、場面は珠世の家に移り産屋敷耀哉の鎹鴉(かすがいがらす)から珠世に鬼殺隊との共同研究を持ち掛けます。この共同研究は後に、大きな成果を上げるようです。
鬼の殺し方の第1の条件
物語は進み、第162話でようやく詳細が描かれ始めていきます。
カナエを殺した鬼の殺し方についてしのぶは、まず第一の条件として「私は 鬼に喰われて死ななければなりません」と話し出します。
鬼を倒すのに「鬼に喰われなければならない」とは一体どういうことだか理解出来ませんが、しのぶ曰く「上弦の強さは少なくとも柱三人分の力に匹敵します」とのこと。
その為、正攻法での直接対決で倒すのは難しいと考え、他の方法を考えた結果、鬼に喰われるという解に辿り着いたようです。
ただ、そもそも”鬼に喰われる”という条件が必要だとして、狙い通り上弦の弐はしのぶを喰うのでしょうか。
この疑問に対して、しのぶは根拠があるようで、
「姉からの情報によれば その上弦の弐 女を食うことに異様な執着があり意地汚いらしい」とのこと。
その為、身体能力が高く優秀な肉体を持つ「柱」であり、加えて「女」であるしのぶであれば間違いなく鬼が食うと予想して、これを逆手に取る作戦のようです。
とここまでは、しのぶは鬼に喰われる必要がある前提の話でしたが、ではなぜ鬼に喰われなくてはいけないのでしょうか。
しのぶは「現在 私の体は 血液・内臓 爪の先に至るまで 高濃度の 藤の花の毒が 回っている状態です」と説明します。通常しのぶの刀で打ち込める毒の量は50ミリ程度だそうですが、この状態のしのぶを喰らった場合に鬼が喰らう毒の量は、およそ七百倍もの毒を一度に喰らわせることができる為、滅殺出来る確率が高くなるためこの方法を選んだようです。
鬼と共同研究していた物
ただし、しのぶは「命がけの毒でも確実に上弦の鬼を滅殺出来る保証はない」と話しており、鬼を倒す確率をさらに上げるため、鬼との共同研究を行っていたことがしのぶの「あれは鬼の珠世さんが協力して作ってくださったものですから」という発言から読み取れます。この伏線の始まりで珠世へ共同研究を持ち掛けて研究していたのはこの毒の為だったようです。
ここまで準備した毒の効果は抜群だったようで、この毒を喰らった上弦の弐は顔や骨が解け始めていきます。
最後のとどめに
しかし相手は上弦の弐の鬼。これまで何度も毒を分解しておりこの毒のみに頼ることは安心が出来ません。しのぶも事前にそれは感じていたようで、「やはり確実なのは頸の切断」「必ず私が鬼を弱らせるから カナヲが頸を斬ってとどめを刺してね」と話しカナヲにとどめを刺して欲しいとお願いしていた。最後はカナヲが鬼の頸を斬り見事しのぶの仇討をすることが出来た。
結論:
まとめると、しのぶはカナエを殺した鬼の殺し方について下記の3つの作戦を考え上弦の弐に立ち向かいました。
1:一度に大量の毒を鬼に飲ませる為、しのぶの体に毒を回らせ、鬼に喰わせる
2:しのぶの体に回らせる毒には珠世と共同研究して強化した毒を回らせる
3:毒で弱った鬼に、カナヲが頸を切ってとどめを刺す