※注:本記事はネタバレ含みます。
今回は、漫画鬼滅の刃の第63話に描かれた伏線「至高の領域」についてまとめていきたいと思います。
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はじまりは
「至高の領域」は、下弦の壱 魘夢を倒した直後に登場した上弦の参 猗窩座と炎柱 煉獄杏寿郎との闘いの最中に猗窩座が杏寿郎を見て発した言葉だ。
猗窩座は杏寿郎はまだ「至高の領域」にはいないとし、「なぜお前が至高の領域に踏み入れないのか教えてやろう」「人間だからだ」「鬼になろう杏寿郎 そうすれば 百年でも二百年でも鍛錬し続けられる 強くなれる」話す。
「至高の領域」はそれほど鍛錬し続けてやっと踏み入れられる領域ということだ。
透き通る世界の会得
その後、「至高の領域」について語られるのは、話が進み第153話のことだ。
無限城での猗窩座と水柱 冨岡義勇、炭治郎の戦いの終盤、炭治郎が猗窩座の闘気に反応する「破壊殺・羅針」を克服するために「透き通る世界」を会得した時だ。
「透き通る世界」とは、「たくさんのことを覚え吸収した後は必要でないものをそぎ落とす」「そうすると段々頭の中が透明になってくる」「頭の中が透明になると”透き通る世界”が見え始める」と炭治郎の父が第151話で語っています。
炭治郎は、猗窩座の羅針に探知されないように闘気を閉じるために父の言葉を思い出し「透き通る世界」に入れたが、この「透き通る世界」に入ると第152話より「動きの予測と攻撃の回避の速度が格段に上がる」と描かれています。
至高の領域とは
この「透き通る世界」に入れた炭治郎と対峙する猗窩座は、炭治郎に対し「殺気も闘気もなかった」「恐らくその瞳が捉えていたものは」と考え、
この「透き通る世界」こそ猗窩座が求めていた「至高の領域」、「無我の境地に他ならない」と、猗窩座の心境が描かれており、「至高の領域(無我の境地)」=「透き通る世界」であったことが語られた。
結論:
猗窩座の語っていた「至高の領域」とは、猗窩座の言葉でいうと「無我の境地」、呼吸を使う者の言葉でいうと「透き通る世界」であることが描かれていた。