wordpress さくらのレンタルサーバーは遅い?1週間計測してみた。

さくらのレンタルサーバーは遅いという、口コミをちらほら見ることがあるので今回はさくらのレンタルサーバー上でwordpressを使用したページの読み込み時間について計測してみましたのでその結果を紹介します。
計測結果は、1週間分のデータを「時間による傾向があるか」という点と、「曜日による傾向があるか」という点について分析していきたいと思います。

Contents

さくらのレンタルサーバー上でのwordpressページ読み込みにかかる時間(≒TTFB)

さくらのレンタルサーバー上でwordpressをインストールして、TOPページの読み込み時間を計測してみました。

計測する際の諸条件は下記です。

計測条件

計測時期:2021年4月
計測期間:一週間
サンプリング周期(計測す間隔):10分周期
ネットワーク要因の遅延を排除するため、ページ読み込み直前にTOPページへPingを行い、Ping応答にかかった時間も集計

計測環境

プラン:さくらのレンタルサーバ スタンダード
テーマ:GeneratePress
PHP:7.4
キャッシュ:ON
画像サイズの最適化:ON
プラグインインストール数:15未満(必要最低限にしているつもり)
※最適化などはwordpressプラグインのAutoptimizeを使用しています。

計測方法

Windows PCからコマンドライン上でcurlコマンドを使用して応答までの時間を計測。
10分ごとにタスクスケジューラから自動実行することにより、サンプリング。

curl -Ik -w "HTTPCode=%%{http_code} TotalTime=%%{time_total}\n" https://www.lampup.net/ -so /dev/null;

期待する結果

Google PageSpeed Insightでは、TTFBは200ms未満であることが推奨されています。

ですが、マイナビによるとWebページの読み込みにかかる時間が2秒までは直帰率は9%ほどだが、3秒を超えると一気に直帰率が増え、5秒になると38%まで増えるそうです。

その為、今回の測定結果は、3秒以内であることが確認できればと思っています。

計測結果(2021/4のある1週間の計測結果)

さくらのレンタルサーバー上でのwordpressページ読み込みにかかる時間

上記の測定結果の見方:
横軸:0時から24時までの時間
縦軸:秒単位の時間

青色の点:curlコマンドによるTOPページの応答までにかかった時間
緑色の点:curlコマンド発行直前にTOPページ(ドメイン)に対して行ったpingの応答時間の平均値
赤色の線:期待する応答時間の上限値

結果:
今回の計測結果を見てみると、ページ応答時間は、2秒あたりに集中して分布していることが分かり大半は期待する応答時間の上限値の3秒未満に収まっていることが分かる。
また、一般的には夕方~夜の時間帯は、サイト訪問者が多い傾向にある為、応答時間は遅くなりがちですが、今回の結果では、時間帯による、遅延の傾向はみられませんでした。(むしろ、大半の日本人は寝ている時間であろう23時~5時ぐらいの分布の広がりの傾向がある?)
(このサーバーは人気ないHPが集まっているのか、さくらが優秀なのかは分かりません。。)
今回の計測期間で応答に一番時間がかかった時間で8~9秒程度となっている。このタイミングでのpingの時間は8ms程度と他の時間と変りない為、ネットワーク要因での遅延ではないため、サーバー内の遅延である確率が高い。このような遅延の分布が多くなると離脱率が上がってしまうので、今後注視はしたいが、現状は頻度は低いようなので許容の範囲内だろう。

参考:曜日ごとのTTFB計測結果

曜日によって、分布に傾向があるかを確かめるために、曜日ごとの読み込み時間が分かるように集計してみた。

曜日別 ページ読み込みにかかる時間

結果としては、何とも言えない結果となっており、日曜の夜は遅延が多いようにも見えるが、1週間のサンプル数では、傾向があるとは言い切れなそうだ。
結果、1週間のサンプルでは、特に曜日により、読み込み時間の遅延分布の傾向はみられない結果といっていいだろう。

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